カテゴリー「★★★★★」の投稿一覧

しんどさと面白さが正比例する「アルモニカ・ディアボリカ」における絶望の果て

皆川博子先生(1930年、昭和5年生まれ!御年91歳!)の新刊「インタビュー・ウィズ・ザ・プリズナー」が6月16日に発売しました。 (これから読みます。何一つ予備知識のない状態で読みたいので、帯すら読んでない) 上記の新 …(続きを読む)

新刊に備えて「麦の海に沈む果実」を再読した

5月に恩田陸さんが「薔薇のなかの蛇」を発売します(唐突) 別記事でお伝えする予定なので詳細は置いておきますが、シリーズ前作にあたる「麦の海に沈む果実」を久しぶりに再読して、やっぱり大好き!!!!!!と再認識したので、全力 …(続きを読む)

命蠢く湿地は全てを覆い隠してくれる…「ザリガニの鳴くところ」の沼は深い

【2021年4月14日更新】本屋大賞2021の翻訳小説部門第1位になりましたね、おめでとうございます!!ということで、文章全体がちょっとでも読みやすくなれば…と思いちょいちょい修正しました。 翻訳小説部門第1位は『ザリガ …(続きを読む)

静かな祈りにも似た本屋大賞「流浪の月」に感じ入る土曜日のこと

2020年の本屋大賞受賞作として、少し前から書店で大きく取り上げられていて、インスタやツイッターでも見かける機会が多い「流浪の月」。 本屋大賞作品はハズレが少ないと個人的にも思っているので、本作もきっと面白いのだろうと気 …(続きを読む)

一滴の嵐

隠れすぎた名作「一滴の嵐」が描く少年の関係性が胸に刺さったまま抜けない

ここに、ひとつの隠れすぎた名作がある。知っている人に出会ったことがないし、今後も出会うことはないかもしれない。でも、好みに合致する人の心を掴んで離さない、そんな作品です。そんなに隠れてないでもっと表に出てきて欲しい。 歴 …(続きを読む)

あなたとわたしの恋に効くお守り「放課後の音符」

(がーん、わたしの持っている文庫本の方が素敵な表紙だな…) あらすじとざっくり感想 女子高生たちの放課後を散りばめた短編集。 身体は大人でも、心はまだ中途半端な年代を描く作品は多数あれど、本作が他の小説と違うのは、文章に …(続きを読む)

闇が深すぎる桜庭一樹「私の男」を再読したら罪深さに一層慄いた

桜庭一樹作品の中で、一二を争うほど好きな作品です。 初めて読んだ時、「こんな作品を描ける男性がいるなんて、ジーザスなんてこった」と思ったものですが、(桜庭初心者にありがちな勘違い)その後、桜庭さんが女性だったことを知り、 …(続きを読む)

18世紀ロンドンの本格ミステリ「開かせていただき光栄です」が最高だった

文庫が出たみたい、最高!買おうかな。 ※追記:買いました。文庫だと、単行本の巻末付録(解剖ソングの歌詞全文)にプラスして、巻末に解剖ソングの楽譜と、短編「チャーリーの受難」が収録されています。二度美味しい!(?)  ざっ …(続きを読む)