カテゴリー「★★★★★」の投稿一覧

命蠢く湿地は全てを覆い隠してくれる…「ザリガニの鳴くところ」の沼は深い

仕事で疲れた体を引きずるように訪れた本屋にて、とある作品のタイトルと表紙と、帯の推薦文に惹かれた。 ちょっと分厚いけど、中を見るとフォントの大きさはあまり大きく無いので、そんなに時間もかからずに読めそうだな…ノースカロラ …(続きを読む)

静かな祈りにも似た本屋大賞「流浪の月」に感じ入る土曜日のこと

2020年の本屋大賞受賞作として、少し前から書店で大きく取り上げられていて、インスタやツイッターでも見かける機会が多い「流浪の月」。 本屋大賞作品はハズレが少ないと個人的にも思っているので、本作もきっと面白いのだろうと気 …(続きを読む)

一滴の嵐

隠れすぎた名作「一滴の嵐」が描く少年の関係性が胸に刺さったまま抜けない

ここに、ひとつの隠れすぎた名作がある。知っている人に出会ったことがないし、今後も出会うことはないかもしれない。でも、好みに合致する人の心を掴んで離さない、そんな作品です。そんなに隠れてないでもっと表に出てきて欲しい。 歴 …(続きを読む)

あなたとわたしの恋に効くお守り「放課後の音符」

(がーん、わたしの持っている文庫本の方が素敵な表紙だな…) あらすじとざっくり感想 女子高生たちの放課後を散りばめた短編集。 身体は大人でも、心はまだ中途半端な年代を描く作品は多数あれど、本作が他の小説と違うのは、文章に …(続きを読む)

ホームズと光源氏がロンドンで切り裂きジャックに挑む!?「1888 切り裂きジャック」が盛り沢山だった

        「この光と闇」の偏りっぷりが刺さったので、 解説の皆川博子さんが絶賛していた本作に挑戦することに。 この光と闇の感想はこちらから! お耽美小説「この闇と光」が超展開 …(続きを読む)

お耽美小説「この闇と光」が超展開続きでミステリファンも納得の仕上がりだった

  皆川弘子さんの「開かせていただき光栄です」「アルモニカ・ディアボリカ」が面白すぎて 「ああ、最&高だなあ…」などと浸っていた時、 表紙が似ているということで目に入ったのが本作でした。   タイトル …(続きを読む)

本編のその後と隙間を埋める短編と…荻原規子「RDG 氷の靴 ガラスの靴」がやっぱり良かった

ざっくりあらすじと感想   2012年の完結から数年、ファン待望のスピンオフが出ました。 アニメ化も果たした人気な作品で、 熊野の山奥に神主の孫として穏やかに暮らしていた主人公・泉水子が特殊な力に目覚め、 同じ …(続きを読む)