大人向けファンタジー「煌夜祭」が複雑だったから図解を試みた

 

 


(読んだのはノベルス版だけど、文庫の方が手に入りやすそうなのでこちらを貼ります)

 

ざっくりあらすじと感想

ツイッターでフォローしてる方(ところでフォロワーの対義語って無いからこういうとき不便ですよね)が「#名刺代わりの小説10選」というタグで紹介されていたのをきっかけに読んでみました。

こういう風に読もうと思った本は全く予備知識なく読めるので「どんな話なんだろう?」というワクワクもあって、とても楽しいですよね(^ω^) 

さて「煌夜祭」ですが、そもそもタイトルがいい感じですよね。
煌めく夜のお祭りと書いて、こうやさい。甘いおとぎ話では決してない、大人好みのファンタジーでした。

向山貴彦(童話物語)や小野不由美(十二国記)、上橋菜穂子(獣の奏者)、高田大介(図書館の魔女)がお好きな方は、十中八九これも好きなはず!

冬至の夜に何処からともなく集まってくる”語り部”…それは、仮面をつけて正体を隠し、古今東西の物語を口伝する存在。
廃墟の中で二人の語り部が集い、今年も「煌夜祭」が始まった…みたいなあらすじ。 

………やや地味!笑

 

正直、あらすじを書いてみると地味になってしまうのですが(失礼)、恒星のように循環する18の島を舞台に、乱世になると島主の家系から生まれ出るという“魔物”の恐ろしさと悲しさが語られると、一気に引き込まれます。
(魔物はね、儚げな美貌と不死身の肉体を持っていて、冬至の夜に人を食べてしまうんですよ。ファンタジー好きにはたまらない設定…!) 

頭の中でなんとなく「ハウルの動く城」の映像を思い浮かべながら、(戦火が広がる様子や、ハウルの美貌と変貌が「魔物ってこんな感じかな?」と思えて)そこがそう繋がってくるのね!という驚きと、あれ、てことはここはこういう関係ってこと…?というわくわくと、一つの答えにたどり着いたラストシーンをじっくり味わいました。

とても心地よい読書体験でした。

面白いのだけど、複雑なのですわ

本作はいくつかの章に分かれており、各章ごとに、語り部同士の会話→どちらかが物語を話す→語り部同士の会話に戻る→今度はもう一方が語り出す…

という構成になっています。

語り部のお話ごとに1話、2話…と進んでいくのだけど、実はその語りには繋がりがあって……そして”語り”の間に行われる語り部同士の会話からも明らかになっていく事実があって……と、実はとても凝った作りになっています。

ぼーっと読んでると(初読時のわたし)、
あれっ、この名前、もしかしてさっきも出てきた…!?
とお話に置いていかれるかも知れません。一気読み推奨なのです。 

読み終わってから、

「これは良くできた物語…!」

と感銘を受けたので、
そして

「結局何がどうなってるんだっけ…?」

という自分自身の理解のために笑、複雑(だとわたしには思える)な構成の図解を試みました。 

※当然ながらものすごいネタバレなので、未読の方はお気をつけください!

 

徹底図解「あの話はこう繋がってる」

 

本当は絵とかにすれば良いのかもしれませんが、

全く絵心がないのでMacソフト「keynote」

で図解を試みました。笑

文字が小さくて恐縮です。クリックすると大きくなります〜

 

結局、トーテンコフはガヤンで、ナイティンゲイルはムジカで。
二人はずっと昔に出会っていて、ムジカは最初ガヤンのことを「美しい少女」だと思っていたけど実は男性で、ムジカの方が実は女性だった、ってことなのですよね。

ややこしい!笑

最後までお読みいただきありがとうございました!
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