2020年に読んだ本とお気に入り10選

2020年もあっという間でしたね〜。

コロナとの戦いがこんなに長引くとは、(楽観的すぎるかもしれませんが)予想していませんでしたが、幸にしてわたしの周囲では感染した人が出ずに済み、来年もできる限り感染可能性の高い行動は控えよう…と思った一年でした。

さて、今年は特に上半期仕事が忙しかったこともあり、あまり本が読めていない…のですが、Evernoteで読み終わった本の冊数をメモしているので、ご紹介したいと思います。

(ブクログや読書メーター、すっかり書かなくなってしまったなあ、面倒くさいのですよね)

2020年に読んだ本一覧

Evernoteにちょろっと感想を書いていたものもあったので、そのまま載せておきます。

  1. ペンギン・ハイウェイ
  2. 宮廷神官物語
  3. メモの魔力
  4. 愚者と愚者 野蛮な神々の反乱
  5. 愚者と愚者 ジェンダー・ファッカー・シスターズ
  6. 覇者と覇者 歓喜、慚愧、紙吹雪
  7. しあわせ紅茶時間
  8. 30代にしておきたい17のこと
  9. 罪深き緑の夏
  10. noteではじめる新しいアウトプットの教科書(読者像を決める、文字数、1つの記事にかける時間を決める、締めの一言(それだけで本文で言いたいことが分かるような)を入れる、クリックしたくなるようなタイトルをつける、夢眠ねむ、吉本ユータヌキ、林伸次)
  11. HELLOW, DESIGN 日本人とデザイン
  12. 大人の語彙力大全(いや殆ど知ってるわ〜い!お金払って読んでたら怒るレベル。苦衷、同慶、要用、夢寐にも、半畳を入れる、寛恕、ご芳情、ご高承、ご厚誼、ご精励、ご厚志、クオリア、レジーム、豈図らんや、憂き身を窶す、才幹が鈍る、塵界を離れる、縹緲と、一朶の雲、首肯う、窮境に陥る、懸隔、しかのみならず、毫も、慰藉、気ぶっせい、情誼)
  13. 仮面病棟
  14. レベル7
  15. 東京プリズン
  16. 放課後の音符(再読)
  17. 一滴の嵐(再読)
  18. 失敗の本質
  19. 灰と幻想のグリムガル15
  20. 灰と幻想のグリムガル16
  21. ザリガニの鳴くところ
  22. 流浪の月
  23. ニューヨークのアートディレクターがいま、日本のビジネスリーダーに伝えたいこと
  24. ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー
  25. ファクトフルネス
  26. サクッとわかるビジネス教養 地政学
  27. 積読こそ最高の読書術である
  28. 中庭の出来事
  29. 阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし
  30. 13歳からのアート思考
  31. 王都の落伍者
  32. 鬼絹の姫
  33. 錦繍
  34. 境界探偵モンストルム(再読)
  35. 双頭のバビロン
  36. 教養としてのアート 投資としてのアート
  37. あやうく一生懸命生きるところだった
  38. 世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方

はい、38冊でした!
2021年はもう少し読みたいな。

2020年のベスト10

今年もこのうちお気に入りだった10冊ご紹介していきます。
(甲乙付け難いので、ランキング形式にはしないでおきます)

王都の落伍者&鬼絹の姫/沢村

新作書き下ろしファンタジー、4巻完結なのですが2巻まで読んで続きを買っていなかったので来年読もうと思っています。

主人公のソナンが神さまの気まぐれによって生まれ育った国とは文化も言語も全く異なる国で“生き直す”お話。

ソナン青年がちょっと軽率なところがあってオイオイと言いたくなるのですが、異国の情景がありありと浮かぶ筆力が気に入っています。

ブログも書いたので、ご興味ありましたらどうぞ。

愚者と愚者&覇者と覇者/打海文三

カドカワサブスクを試しているときに出会った本。

(カドカワサブスクの使ってみた感想も記事に書いたので、宜しければ)

三部作で、裸者→愚者→覇者と続くのですが、ステップアップしている感じがセンスある…と思わせられますよね。

内戦が勃発した近未来の日本、政府を始めとするインフラ類はことごとく壊滅し、マフィアたちの勢力争いによって危うい均衡が保たれている常陸を舞台に、孤児となった兄弟たちが熾烈な生存競争に晒されるお話。

若干の読みにくさはあるものの、殺伐とした世界の中で煌めく少年少女たちの活力が眩しく魅力的で、貪るように読みました。

著者急逝のため未完なのが本当に残念です。ただ、完結していなくても読んでよかった、と思える作品であることは間違いありません。

こちらもブログにて感想をしたためているので、よろしければ。

ザリガニの鳴くところ/ディーリア・オーエンズ

いや〜これは良かったですね。
これが2020年のベストだったかも。

読んで良かったと、ただただ思える作品。ノースカロライナの湿地から吹く風が、いつまでも体の内側に残っているような、自分の一部として抱き締めているような、そんな感覚がまだ感じられる。

おすすめな本ほど、予備知識なく読んで欲しいので、表紙の色遣いと帯の言葉たちが刺さったなら、それはもう読んだ方がいいということです。

もし読み終えたなら、わたしの感想文もどうぞ。(改めて読んでみると、文章とっ散らかってるけど…)

一滴の嵐/小島小陸

再読ですが入れざるを得ない。

冗長なところもあるし読みやすい文章とも言えないのだけど、わたしはどっぷり刺さってまだ抜けない小説です。

野犬のように育った少年と、不具を抱えた金色の天使(貴族の訳あり跡取り)が出会い成長していく暗めの青春物語。

舞台となったアルザス・ロレーヌ地方にもいつか行ってみたい。

気になる方は、、気持ち悪く書き綴った記事があるので、もし宜しければ。気持ちが入りすぎて気持ち悪いんですけど…

ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー/ブレイディみかこ

エッセイということなのかな。
イギリス在住、イギリス人の夫と中学生の息子さんを持つパンクな性格のお母さまが、息子さんの中学生生活から、今のイギリスの情勢を描き出すというもの。

息子さんがねえ、とっても賢くて素敵な性格なんだよね。

読めば自然と、今の世界のあり方に思いを馳せることになる、よく出来た本だなと思います。

感想文もあるので、気になる方がいらっしゃったら併せてどうぞ。(2020年は結構真面目にブログを書いているな…よしよし)

ファクトフルネス/ハンス・ロスリング他

ビジネス書がお気に入りに入りました。
2019年の発売以降、雑誌などで取り上げられているのでご存知の方も多いかもしれませんね。

ビジネス書ではありますが、簡単なクイズから始まり、クイズのカラクリを知ったら俄然続きが読みたくなり、比較的平易な文章と、お茶目な著者の語り口に助けられ、スイスイ読むことが出来るので、万人におすすめです。

現代の教養、と言われたらその通りかもしれない。
未来に小さな灯火を点けてくれる、元気付けられる一冊です。

noteに記事を書いたら、noteのオンラインイベント(ビジネス書編集者の方が「今年の推し本」を紹介してくれるというもの)で記事を紹介してくださってとてもびっくりしたし嬉しかったです。

オンラインイベントの様子はこちらから(動画も見れます)
https://twitter.com/i/events/1329337006275510272

たまたま見てたら自分の名前が呼ばれてキョドるツイート。

真面目に図解も試みたので、これはちょっとおすすめ記事かもしれません。

失敗の本質/戸部良一他

第二次世界大戦に、何故日本は無謀にも挑み、大きな犠牲を払うまで戦争をやめられなかったのか?を、社会科学的に追求する戦史研究の本。

現代にも通じる組織の問題…現場と中央との温度差、失策を犯した司令官が責任を取らない、精神論に終始し数字的に明らかな劣勢を直視しない、などなど…が、敗戦のターニングポイントとなったいくつかの戦況を解説しながら綴られていて、胸が痛む。

何も変わっていないじゃんと嘆きたくなるけれど、それじゃ未来をどう変えていこうかと考えるようにしたい。

一度は読むべき、みたいな雰囲気で取り上げられることが多い本書ですが、なるほど確かに、読んで良かったなと思う一冊でした。

双頭のバビロン/皆川博子

小説の女王・皆川博子大先生の超力作。文庫で上下巻と結構なボリュームで、実は一度読むのを挫折したこともあるのですが、今回は完走できました。

上巻が冗長に感じられてやや苦痛ですらあったのですが、下巻が、それまでの苦痛がご褒美に変わるみたいな、もう物凄い展開が続きまくりで、翻弄されっぱなしでした。

結合双生児として生まれ、手術によって分離したゲオルグとユリアン。二人の数奇な運命を描いた物語です。
結合双生児ってまあ…皆川先生らしい、なんともまあ一部の層の興味をそそる題材をお選びになりましたね、って感じ。

ビビッときた一部の層の方は、絶対読んだ方がいいです。上巻は我慢して読もうね。

13歳からのアート思考/末永幸歩

いやあこれブログ書きたかったのですが、ちゃんと書こうとすると時間もかかるし億劫で手付かずなのですが、とても良かったです。

美術館でついつい絵よりも解説ばかり読んでしまう人(わたし)、
アートって何だか雑誌やテレビでよく紹介されるし気になるけど、どう触れたらいいか分からない人(わたし)、
現代アートって訳分からんなと思っている人(わたし)、

この本を読んでみましょう。

目からウロコがポロポロ落ちる気持ちよさ、知的興奮にワクワクする高揚感…
一度読んだだけでは理解しきれない、覚えきれないところも多いので、折に触れて読み返したいなと思う一冊でした。

ちゃんと紹介する記事も書けたらいいなあ。

流浪の/凪良ゆう

2020年本屋大賞の受賞作としてもお馴染みですね。
方々で絶賛されていますが、やっぱりとても良かった。

繊細な飴細工のような、ほろ苦いコーヒーのような、懐かしいサイダーのような…丁寧な筆致に胸が締め付けられました。

関係性小説好きなら、絶対に刺さると思います。

ま〜た長々感想を書いているので、宜しければ。

最後になりましたが、2021年もよろしくお願いいたします。
皆さんに、たくさんたくさんいいことがありますように!